今回は$ckBTCについて解説します。
この記事で解決できるお悩み
いまいちビットコインとICP統合の何がすごいのかが分からない
$ckBTCを使うメリットがわからない
現状のBTCでの問題点が見つからない
現実世界で必要になるのかが不明
いつ頃使えるようになるの?
ICPに触れていない人でも、
知っておいた方がいい技術です。
ckBTCがICPの技術を使ってるなんて
考えずに使えるようになる
そんな未来が来るといいなと考えています。
記事を書く際に
参考にさせて頂いた2つの記事。
①@Lily ∞さん・ICPのニュースを視覚的にわかりやすく解説してます。
そして、もう一つが
②@hokosugiさん
ビットコインとの統合を
細かく説明している説明しています。
「【Dfinity】Internet Computer の概要と Bitcoinとの統合についての解説」 を噛み砕いて粉砕する
今回は2つの記事を参考に書いています。また、
許可を得て、Lily さんの図解を使用させて頂きます。
ご協力ありがとうございます👏
そんな私は
coffee-mame
2021年に参入 $ICP ≒ 4000円 時代に購入し気づけば大損。しかしICP民 の愛情あふれる言葉と、変態チックな希望に胸を寄せて何とかここまで来れています。NNSにステーキングを2022年後半に行ってるのも、2026年ごろまでに $ICP 価格が上昇することを想定し、購入を続けてます。
世界で一番有名なクリプトって何?=$BTC(ビットコイン)
暗号資産を触ったことがない人でも
ビットコインという言葉は聞いたことがあるはずです。
ビットコインは2023年4月時点での
時価総額は、およそ556億USD(約75兆円)
最近の1日の取引量は、およそ2百万USD(約3.3億円)
世界各国で法定通貨としても活用されていてます。
エルサルバドル国や中央アフリカ共和国の通貨に
なったことはびっくりですね!!
BTCの投資を考えてる人は↓こちらの記事がとても参考になると思います。
私もこの記事を参考に積み立てETHを行っています。
では、2023年2月2日に発表されたこちらの
ニュースはご存知でしょうか?
2023年2月にチーム開発者が
$ckBTCがICP上で使えるように
なったことを発表したツイートです。
何がすごいのか
いまいちわからない方のために
今回は$ckBTCについて
難しい単語を使わず
ICP初心者の方でも理解できるようわかりやすく
3つのポイントで紹介していきます。
$ckBTCを知る3つのポイント
・現在のBTCの問題点
・ICPとビットコインの統合で何ができる?
・$ckBTCの役割
BTCの問題点
いきなり本題に入る前に
$ckBTCを知るうえで知っておきたい
ビットコインの問題点について
確認してみましょう。
現状のBTC
現在触ってるビットコイン。
もしかすると生のビットコインではないかもしれません。
じゃあ、なにを使用しているの?
と疑問になりますね。ご説明します。
金融機関(カストディアン)であるBitGoが
WBTC(Wrapped Bitcoin)として
ビットコインの代替えをしています。
取引に使用されるのは生のビットコインではありません。
仲介業者がビットコインと同等の価格を用意し
WBTCとして届けられます。
ん?これの何がいけないの?
問題点
WBTCを使い続けるリスクについて
3つ紹介します。
1.クロスチェーンブリッジ全体にハッキングリスクがある。
クロスチェーンブリッジとは
複数のブロックチェーンをつなぎ、規格の異なるトークンを相互に利用できるようにする技術。つまり、チェーンの壁を越え、やり取りができる。そのためにはチェーンに合うトークン規格の登録が必要。
現状ブリッジは開発の初期段階です。
最適なブリッジの設計はまだ発見されていない可能性があります。
そのため、どの種類のブリッジでもリスクが伴います。
そしてクロスチェーンブリッジには
以下のような場合にハッキングされる可能性があります。
ブリッジのリスク 5点
- スマートコントラクトのバグ
- ユーザーによるエラー
- 基盤となるブロックチェーンのハッキング
- トラストブリッジで、ブリッジ運営側による悪意的な行動
- ブリッジのハッキング
自分でウォレットの管理できず、資産をなくすことや
チェーンの脆弱性を狙い、ハッカーが攻撃することで
資産を失うことが多くみられます。
2.BNBとNpmad合わせ約1000億円の被害
これまでに被害があった
クロスチェーンブリッジの事例を2つ。
(※どちらも事態は収束している。)
2022年10月6日
Binanceで『クロスチェーンブリッジであるBSCのハッキングがあった』とされている。金額 推定5.6億ドル(当時レートで約870億円)
2022年8月1日
Nomadのプログラムに不具合があったことから、スクリプトをコピー&ペーストするだけで資金を盗み出せる状態になっていた。金額 推定1.9億ドル(当時レート約250億円)
3.BitGoへの信頼によって成立している
BitGoが同額のBTCに相当する金額を保有・管理しています。
WBTCにはBTCと同等の価値がある。と担保された状況です。
もし担保が保証できない状況が生まれてしまうと、
WBTCの価値は、BTCと同等の価値ではなくなってしまうことを理解しておきましょう。
なるほど。生のビットコインを使っていないことは理解できた。解決策ってあるの?
解決策
では、どうすればハッキングされる
被害をなくすことができるのでしょう?
世界でも注目されている
ICPのマルチチェーンブリッジが
有力だと注目されてます。
どういう意味かというと、
今まで必ず必要だった
金融機関(カストディアン)をなくす
ことになります。
それはつまり、
ビットコインがICP上で使い
ブリッジの際のリスクがなくなる
ことを意味しています。
次にICPとビットコインの統合で何が変わるのか確かめていきましょう。
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ICPとBTCの統合で何ができる? メリット・注意点
統合することで何ができて
統合をするメリットが分からない
そして知っておきたい注意点も
わかりやすく紹介していきます。
統合で何が変わるの?
統合することで
ICP上で生のビットコインを保持・送受信ができます。
キャニスターを使用することで
ビットコインのレイヤー2として機能します。
キャニスター(Canisters)とは
ICP上で分散型WEBアプリケーションなどを管理する機関。ICPトークンをサイクル(cycle)に変換しプログラムを実行するための手数料を支払います。ICP上でデータの管理やプログラミングの実行などをするためのとっても重要な部分。
メリット
ICPに統合されてどんなメリットがあるの?
先ほども説明した通り
ICP上で生のビットコインを保持・送受信ができます。
カストディアンを挟まないでよいので、
トークンブリッジが不必要になりました。
ブリッジする工程がなくなるので
ハッキングされるリスクをなくすことができます。
セキュリティレベルが高いままのビットコインを触ることができます。
ビットコインはこれまでハッキングされた事がありません。
ビットコインを取り扱っている取引所や金融機関(カストディアン)が
ハッキングされていることが問題でした。
そのままのビットコインを触ることができるのは嬉しい。
注意点
すごい技術だけど、欠点はないの?
ICP上で使えるビットコインはあくまでビットコイン。
取引にかかる速度は向上しません。
さらに、トランザクションにかかる費用も掛かります。
安心して生のビットコインをICP上で
使うことができるよってこと。
トランザクションに時間がかかるのはちょっとね...
そこで考えられた技術が $ckBTC
$ckBTCを使うとトランザクション速度が
数段早くなることが予想されます。
$ckBTCの役割 リスク・メリット・関連プロジェクト
$ckBTCって最近聞くようになったね。
使いかたや、WBTCと何が違うのか確認していきましょう。
ckBTCって何?
$ckBTCとは
インターネットコンピューター上に
ビットコインの元帳をラップしたもの。
ビットコインをラップせず元帳をそのまま載せることで
セキュリティレベルを維持させることができる。
ck= Chain key
・サブネットの作成
・ランダムビーコン
・公証・ファイナリティ
・エボック作成
・サブネットの出入力メッセージ検証
など、たくさんの機能を果たしてるのがChain Kye
めちゃ重要ですがここでは内容説明は割愛します。
ckBTCのリスク
ICのスマートコントラクトは書換えが可能です。
ckBTCも、ほかのトークンもリスクを伴っています。
しかし、書換えができないblackhole canistarが
あるので、対応可能です。
ckBTCで何ができるの?
ckBTCってどんなことができるの?
ここではckBTCの大きな
3つのメリットを紹介します
・速度改善
・効率の向上
・ハッキングリスク低下
速度の改善
インターネットコンピューターと
ビットコインのメカニズムは
まるっきり違います。
ビットコインは送受信がメインです
インターネットコンピューターを使用することで
数分かかっていた取引の時間が
数秒または数字十秒と短縮されることが期待されています。
エネルギー効率の向上
ckBTCはPoWを使いません。
プルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work、「PoW」と略されます)とは、
ビットコインを初めとした暗号資産(仮想通貨)の取引や送金データを正しく
ブロックチェーン(block chain)につなぐための仕組み。
ckBTCは、たくさんのエネルギーを必要とするPoWとは
別のメカニズムを使用してるため、エネルギー効率が
非常に高まり、環境負荷を低くすることができます。
ハッキングリスクの低下
ckBTCはそもそもブリッジが不要なので、ハッキングリスクが低い。
ckBTCの使い道は?
$ckBTCの今後
ckBTCを使えることで注目されている一つに挙げられている
DeFi = Decentralized Finance、分散型金融
ブロックチェーンを基盤にした中央集権的な管理者を必要としない金融サービスが注目されています。
ICPで有力なプロジェクトを紹介
今回紹介するサービス5つ
・ICLight.io
・Finterest
・InfinitySwap
・Sonic
・ICPSwap
ICLight.io
ICLight.house DeFiを中心にIC上でプロジェクトを開発している。
ckBTCについて理解が深く、Defi・Dex・Wallet・Swapなどの機能も充実しています。
Finterest
Finterest レンディングプロトコル。NFT発行もしっかり値がついてる。
Fininterest は、ネイティブ ビットコインの借入/貸出をサポートするために構築された、
インターネット コンピューター上に分散化された借入/貸出プロトコルです。
InfinitySwap
Bitfinity Network ウォレットやスワップを積極的に展開。InfinitySwapもサービスの一つ。
セキュリティレベルが高くDefi や DEX をメインに使っていきたい人は Bitfinity Wallet を持っておいて損はない。
Sonic
Sonic ICPの DeFi ハブになることを目指しています。
Swapに関しても多数のIC系コインと交換が可能。LPの操作性も簡単で、今後に期待。
ICPSwap
ICPSwap ICP に基づく次世代の分散型取引所。
ICSトークンの発行も予定しており、流通しだすと面白いことになりそう。
最後に
おさらいすると、ckBTCのメリットは3つ
・速度改善
・効率の向上
・ハッキングリスク低下
ICPはリバースガスモデルを採用しているので、
使用者が多量なガス代を払う必要がない。
ETHでは一つのトランザクションを踏むのに数千円を支払う必要がある場合がある。
ICPではそれがない。
本当にアプリを使用する感覚で、操作ができます。
すべて無料。
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今後はBTCのみならず、ETHとの統合も視野に入れており、
とても楽しみなICPの統合シリーズ。